そらとぶさかな

アングライター 杉人(すぎんちゅう)の釣り人blog

ルビーレッドの秘密《アカメ釣行準備編》

アカメを狙う理由は人それぞれだと思います。
私の中では自分の引き出しを全てぶつけてどこまで通用するのか?という試練の場と。


まずはその場所へ立ちたい。

その想いだけですべては動き出します。



アカメ釣行の具体的なスケジュールを練り始めたのは、
三月末の干潟釣行の時、
北九州西部をホームにしている釣友と今年初となるポイントを訪れた際、
「大分辺りまではアカメ確認されてるんだよね、この辺りまで上がってこないんやろか?」
「てか、高知いこ!」

釣り人は単純です。

全く情報もないのでまずはアカメについて調べてみることに。

アカメにはLates calcalifer(オーストラリア名はバラマンディ)という学名が適用されていました。片山正男氏は1977年に、アカメがバラマンディと異なる種であることに気付きました。その後、片山氏と多紀保彦氏により、アカメは新種Lates japonicus Katayama and Takiとして1984年に記載されました。つまり、標準和名でアカメとされていた種に外国産の種の学名を適用していたのが誤りだったので、アカメに新しい学名を与え、別種として区別したということです。
バラマンディとはよく似ていますが、アカメは日本固有の魚として学術的にも認められているんです。

 アカメのアカメたる所以である眼は紅く見え、ルビーレッドとも表現されます。しかし、眼球そのものが紅く着色しているのではなく、血液の色が光で反射され紅く見えるのです。食用にするため捕獲して血抜きをして失血すると、もはや紅くは見えず黄色がかった半透明に見えるようになったりします。
アカメの目は血液の色なんですね。
血に染まった目、なんともミステリアスな魚だ。


そんなアカメを愛し敬い活動されている高知の方々のおかげで、
今では沢山の情報を得ることが出来ます。

アカメに興味がある方は是非こちらをご覧くださいませ。
アカメの国HP