釣りの楽しみの一つは食べること!
ルアーフィッシングにはスポーツ的な要素として「キャッチ&リリース」というスタイルがある。純粋に魚とのファイトを楽しむスタイルで、また次に来たときも楽しませてねと素早く丁寧に逃がす。
ブラックバスフィッシングはこうしてスポーツとしての釣りを確立してきました。
海でのルアーフィッシングにもキャッチ&リリースの意識は浸透してきてますが、私は釣り人の特権とも言える新鮮な魚を食べる楽しさを、たまには味わいたい派です。
もちろん必要な分だけにしてそれ以外は「遊んでくれてありがとう。またね!」とリリースします。この瞬間の心地よさは釣り人ならではの喜びなんじゃないかと思います。
先日あるニュースにこんな記事を見つけました。
とある釣船の船長が、釣った魚をリリースしないでくれと。釣られた魚達が増えてこの場所が釣れなくなるから。
残念ながらリリースされた魚の9割はその後も成長するというデータもありますし、一度釣られても再度ルアーにアタックして再捕獲されてます。一時的に口を使わなくなるかもしれませんが、釣り人の漁獲量と本職の漁師の漁獲量を比べればそこまでの心配はないのではと思いますし、釣り上げることより環境破壊に繋がるゴミ問題や水質汚染の方がよっぽど影響が出ると思います。
話を戻して先日の魚、あちらでは「ヤズ」と呼ばれていました。鰤は出世魚と呼ばれていて、日本各地方で呼び名が変わる魚で、とても日本に馴染みの深い魚です。全国的に80cmを超えるものをブリと呼ぶようです。
関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
関西では、ワカナ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ
九州では、ヤズ→ハマチ→メジロ→ブリ
まだまだ小さい小さいという意味でヤズと呼ばれてしまいましたが、ブリと呼んであげていいサイズです。
そんな頂き物のブリを美味しく食べようと、もちろんお刺身も造りましたが大根と一緒に炊いて「ブリ大根」にもしてみました。
大根は一度下茹でして灰汁抜きしてから、酒、みりん、醤油、ブリの切り身と共に弱火でゆっくり煮込みます。
大根にブリの旨味が染み込んで至福の時間でした。
新鮮な自然の恵みに感謝して頂く、釣りの楽しみの一つです。